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[ミステリ[感想]世界短編傑作集(江戸川乱歩編)

はじめに
 江戸川乱歩先生によると、世界ではしばしば推理小説の短編のベスト10を決める試みが行われているらしい。本書はそのベスト10を参考にしながら江戸川乱歩先生が独自に選んだ短編推理小説が収められています(全5巻)。収録作品は大体年代順に並べているらしく、本書(1巻)は19世紀後半から20世紀初頭の作品が収められています。

収録作品と1行感想
コリンズ「人を呪わば」
トリック云々よりも、書き方がおもしろい(往復書簡という形をとっている)

チェーホフ「安全マッチ」
ロシアの偉大な作家チェーホフの推理モノ。推理モノと言うよりドタバタ劇のような……

モリスン「レントン館盗難事件」
トリックの着想がおもしろい

グリーン「医師とその妻と時計」
余り覚えてないなぁ。

オルツィ「ダブリン事件」
私の大好きな安楽椅子探偵もの。常識の逆手をとった計略が見事。

フットレル「十三号独房の問題」
江戸川乱歩先生がしばしば作品中で言及している作品。密室脱出のトリックもよく考えられている。しかし何より驚いたのが、作者がタイタニック号の犠牲者だということ。

バー「放心家組合」
江戸川乱歩先生が「奇妙な味」と分類する作品。たしかに本作は推理小説を読んだあと良く感じる爽快感(というか納得感というか)というものはない。ただ後味の悪さというか、奇妙なわだかまりが残る。

感想
読む前は19世紀後半から20世紀初頭の作品ということで、古くさい作品ばかりかなとおもっていましたが、そんなことはなく今読んでも十分おもしろい作品が多かったです。短編推理小説好きなら、読んでいて損はないでしょう。

世界短編傑作集 1 (1) (創元推理文庫 100-1)世界短編傑作集 1 (1) (創元推理文庫 100-1)
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タグ : 小説 ミステリ 感想

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