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感想 さよなら妖精 (米澤穂信著)

以前春季限定いちごタルト事件で気に入ってしまい、現在米澤氏の著作を収集中。というわけで今回はユーゴスラビア内戦をモチーフとした(でも舞台は日本だけど)「さよなら妖精」の感想です。

(独白)しかし推理小説の感想って難しいね。ネタバレができないし。
と話を本筋に戻してっと。

あらすじは主人公が学校からの帰宅途中マーヤという名の少女に出会うところからこの話は始まります。そこからマーヤが故郷に帰る2か月間、主人公達はマーヤとさまざまな体験をします。そしてマーヤは故郷に帰ります。1つの謎を残して。

この小説は2つの謎から成り立っています。
1つはマーヤが発する(日本の)日常(常識)の疑問。いわゆる日常の謎というやつですね。
2つめはマーヤはいったいどこから来たのか?という謎。

マーヤは最初ユーゴスラビアから来たと、主人公達に言いますが御存じのようにユーゴスラビアは6つの共和国と2つの自治州からなります(正確には成り立っていました-90年代に起こったユーゴスラビア内戦により2006年の今、ユーゴスラビアという国はもうありません-)。

そしてマーヤが帰った後、ユーゴスラビア内戦が激化します。
マーヤのいるユーゴスラビアに行きたいと思う主人公は、マーヤの故郷を特定しようとするのですが・・・・・・・・。

読み終えた感想としては、「マーヤ、かわいそうだよマーヤ」。マーヤの純真さにこころをうたれてしまいました。

あ、ちなみにマーヤがどこから来たのかという謎ですが、私は最初のほうのマーヤの台詞で分かってしまいました。


「ツルナゴーラは、日本と戦争しているです。宣戦布告もばっちりです。」
「いまでも、です」



このことに関して今年の2月に鈴木宗男議員が政府に対して「日本政府としてどう対処するのか?」という質問をしているんですよね(ヒント出し過ぎ?)。

会話のテンポは米澤作品らしく良いと思います。しかし話は重いですが。

しかし、久々にいい作者に巡り会えたなぁ。
さよなら妖精 さよなら妖精
米澤 穂信 (2006/06/10)
東京創元社
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テーマ : 推理小説・ミステリー - ジャンル : 本・雑誌

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