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どっちが素人なのか

ド素人の総裁がゼロ金利解除の最中に…(ライブドアニュース)
タイトルを見たとき、日銀批判か、(どれくらい切ってくれるか)楽しみだ、と思ったのですが・・・・・いや確かに批判はしてるんですよ、しかし・・・・・



日銀が予想通り、ゼロ金利を解除した。
(中略)
福井総裁(70)は解除後の会見で「日本経済の将来に向かって、常に喜ばしい一歩だ」と胸を張ったが、なにをエラソーに言っているのか。資本主義経済では、3%程度の金利がつくのは当然のこと。ゼロ金利解除は遅すぎたくらいだ。


( ゜д゜)ポカーン マジでいってるの?


「ゼロ金利は日本経済が危機に陥った00年、“緊急措置”として導入されたものです。それを6年近くも続けたのは、いくらなんでも長すぎた。バブル崩壊後の超低金利で、91〜04年に家計が失った金利収入は累計304兆円にも上る。東京都心部の地価が、ミニバブルのような状況になるなど、ゼロ金利の“副作用”も出始めています」(経済評論家・広瀬嘉夫氏)


金利収入の損失キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

さて上記の文章に反論してみましょう。
まず「資本主義経済において3%の金利は当たり前云々」。
金融政策はご存知ですか?>これ書いた人
金利というのはそのときの経済状況によって柔軟に運用されるのです。だから金利3%が当たり前という話にはなりません。
景気が過熱(=過度なインフレ懸念)したら金利を引き上げて過熱を抑える。景気が後退すれば金利を引き下げて景気の落ち込みを下支えします。バブル崩壊後から今までの日本経済は、戦後先進国では唯一、デフレーションという現象に直面したので、金利を0にするゼロ金利政策は一定の評価ができます(注1)。

次に「バブル崩壊後の超低金利で、91〜04年に家計が失った金利収入は累計304兆円にも上る云々」に関して。

この話は貸し手のことばかりで、借り手からの観点がまるで抜け落ちている。お金を借りれば当然利子がつくわけです。んでその利子も当然金利変化の影響を受ける。企業の多くは多かれ少なかれ負債がある(無借金経営を誇っているところもあるけど)(注2)。金利が上昇すれば負債の利払いも増え、経営が悪化する企業も出てくるだろう。下手すれば倒産する企業もでてくる。そうすればそこで働いていた人たちは失業(=収入0)してしまう。これは個人にも当てはまる。ローン組んでる世帯は利払いの悪化に苦しむ。そしてそこの文章にもかいてあるけどいま無貯蓄世帯が2割に上る。当然彼らは預金金利上昇の恩恵を受けない。

中盤の日銀総裁としてのモラル云々はまぁ同意。ただしそれはゼロ金利政策とは何も関係がない。

後半のゼロ金利政策の副作用云々に関して


「いまや日本経済は、ゼロ金利が大前提になっています。現在の景気回復も、ゼロ金利という特殊な環境下で実現している。ここで金利が上昇し始めたら、中小企業の設備投資を委縮させ、再び景気を悪化させかねない。第一生命研の試算では、長期金利が1%上がると日本経済の経常利益総額が4.8%も減少します」(明大教授・高木勝氏=経済学)


はい確かにそうです。だからインフレ率が2%(少なくとも1%)を超えるまでゼロ金利政策は続けたほうがいいのではないでしょうか。

よくよく、この文章を読んでみると何が言いたいのか分からない。ゼロ金利政策の解除を批判してるのだが、そこで理由として挙げているのは「金利解除は遅すぎる」、「預金者に0金利を押し付け自分はファンドで金儲け云々」。しかし後半では「いまのゼロ金利解除は経済を萎縮させる可能性がある」、「いまゼロ金利解除しても個人にはあまり恩恵はない」とかいてある。前半ではゼロ金利政策はけしからん。後半はゼロ金利政策を続けたほうがよい、と読めるんだが。

うーんもしかしたらこういった人たちは、景気が落ち込んでも金利を引き下げずにむしろ逆に高金利政策をとれ!と主張するのだろうか?

注1金利は0以下にできないので、もっと大胆な金融緩和を主張する人もいます。
注2負債はないほうがいいんじゃないの?と思われるかもしれませんがちゃんと返済ができる規模なら負債があってもかまいません。

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