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財政赤字の何がヤバいの?(2)

前回のエントリーはこちら
前回のエントリーで分かったことは財政赤字の問題点は
・財政赤字の維持可能性(どこまで赤字を許容することができるか)
・財政赤字の副作用(酷の貯蓄率(総貯蓄)の低下)

の2点でした。
さて、早速日本の貯蓄率を見てみましょう・・・・・・といっても、総貯蓄のデータが見つかりませんでしたので、貯蓄と投資の差のデータをここでは見てみます。これから見るグラフは、プラスだと貯蓄過剰、マイナスだと貯蓄不足をあらわしています。
んではまずは全体の差額を見てみましょう。
sagaku.jpg

はい全体では貯蓄過剰の状態が続いていますね。
次に家計と企業の差額を見てみましょう(他にもあるけどまぁこれだけでいいでしょ)。
bumonsagaku.jpg

近年の動きを見てみると
・家計の貯蓄は減少中(所得が減ったから?)
・企業の貯蓄は増加している(不況で投資をしなくなった+近年の内部留保重視経営の影響?)

全体としての貯蓄は上昇してますが、家計の貯蓄は落ち込んでいるようですね(不況なんだから当たり前)。
さてグラフを見て分かるように日本はアメリカと違い貯蓄過剰です。これが何を意味するでしょう?
そう、これは日本の貿易(経常)黒字を意味します(アメリカとは逆ね)。

ちょっと脇道にそれますが国民所得勘定からこのことを確認してみましょう。
国民所得は
Y(所得)=C(消費)+I(投資)+Ex(輸出)-Im(輸入)で表される
ここでC(消費)とI(投資)を左辺へ移項

Y(所得)-C(消費)-I(投資)=Ex(輸出)-Im(輸入)となる
貯蓄(S)はS(貯蓄)=Y(所得)-C(消費)で定義されるので

S(貯蓄)-I(投資)=Ex(輸出)-Im(輸入)となる

この式から分かることは
・貯蓄と投資の差は輸出と輸入の差に等しい
・ということは貯蓄過剰(つまり左辺がプラス)だと経常(貿易)黒字(つまり右辺もプラス)になる
・逆に貯蓄不足(つまり左辺がマイナス)だと経常(貿易)赤字(右辺も赤字)になる。
さて理屈のお勉強はこれぐらいにして(笑)

まぁ日本の場合、財政赤字が拡大してるけど、まだまだ貯蓄過剰の状態が続いているので、経常(貿易)黒字の状態が続いているってことだね。もちろんこれからさらに赤字が拡大すると貯蓄が減少するかもしれない。そしてそれは経常(貿易)黒字の減少も意味する。

まぁでもいまの現状を見るかぎり、アメリカみたいな心配はしなくていいと言うことが分かる。

さて次はもう1つの問題-財政の維持可能性についてだ。これについてはいろんなところが、いろんなことをいっている。
まぁ、クルーグマンの本を下敷きにしてざっと見ていきましょう。

それではこの続きはまた後日(え。
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