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感想 春期限定いちごタルト事件(米澤穂信著)

少女向け小説のような表紙、ものすごく甘そうなタイトル。本書は小鳩常悟朗と小佐内ゆきとの間で繰り広げられる甘い青春小説です!!。

嘘です。

いや、たしかに青春小説ですよ。しかし主人公二人は「小市民的な生活を得る」という目的をもっているというなんともさめた人物なんですよね(笑)。

しかしこれは多くの高校生が持っている感覚なのではないでしょうか?私は他人と違うと思いつつ、しかし孤立することは恐れる。「小市民でいたい」という思いは、多くの人が持っていると思います(それが傍目から見て自意識過剰と見えるかもしれませんが)。

ゆえに、私は特に違和感なくこのキャラ設定は受け入れることができました(自分を見ているようだったしw←自意識過剰君の見本)。

次にストーリーですが、本書は「日常の謎」を扱った連作短編型の小説です。1話あたりのページ数が少ないことはもちろんのこと、総ページ数も少なく(約240ページ)すぐ読み終えることができます。

ちょいと脇道にそれますが、私はこのジャンルが大好きなんですね。なぜかというと推理小説にはまったきっかけが小学生のときに読んだアガサクリスティの「火曜クラブ」だったので(笑)。それともともと怪談や神話などの「少し不思議」系の話も大好きでしたからその影響もあるかもしれません。

さて、そういう連作短編小説好きから見て本書は、どういう風な感想をもったのでしょう?(笑)。

まず話(会話)のテンポ。これは著者がライトノベル出身(らしい)ということもあって非常にテンポよく進みます。これぐらいなら小説を読みなれた人ならば1時間もあれば読めるでしょう。

次に推理。大きな伏線(というか謎)が残されていますが、これは続編への布石でしょう(ちなみに続編の「夏期限定トロピカルパフェ事件」がでています おそらく春夏秋冬まで続けるのでしょう(笑))。一応作中に出ている事件は解決されていますけどね。

お勧め度は5点中5点。久々に甘酸っぱい気持ちになれました(笑)。

追記 どうでもいいこと
最近は小説の解説をWebの書評サイトの人が書いているんですね。偉い「先生」が小難しいことを書いているよりはいいと思いますけど(笑)。

あと2年で10刷も刷っているんですね。結構売れているのかな?

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春期限定いちごタルト事件 春期限定いちごタルト事件
米澤 穂信 (2004/12/18)
東京創元社
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テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

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